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無垢床は家づくりにおいて人気のある素材の一つです。本記事では無垢床のメリットや費用の目安、検討のポイントなどについて解説します。
無垢床をはじめ、天然木は繊維の方向に空気層があります。このため保温性や断熱性に優れ、四季を通じて快適に過ごせる点がメリットです。特に冬場は素足でいても冷たさを感じにくく、床暖房が入っているかのような温もりを感じられます。
夏に素足で室内を歩いていると、湿気からベタつきを感じることがあります。無垢床は調湿性が高く、湿気の多い梅雨時期などに湿度を適宜吸収してくれるので、快適に過ごせる点もメリットです。逆に、冬場などの乾燥しやすい時期は水分を放出して静電気を防いでくれます。
天然木の特徴である空気層が、適度なクッション性を出して柔らかさを感じられます。小さい子が歩いたり、赤ちゃんがハイハイしたりしても体に負担がかかりにくい素材です。天然木ならではのやさしさで子どもの成長を守ってくれます。
素材によってはワックスがけが必要な床があるのに対して、無垢床は特別な手入れを必要としません。むしろ、歳月が経つにつれて風合いが出てきます。扱いやすい点は無垢床の大きなメリットだといえるでしょう。
無垢床は価格が高い印象がありますが、スギやヒノキなどの針葉樹を用いた無垢床は、1㎡あたり3,000円からが相場です(※1)。広く流通している樹種の場合は安価であることが多く、銘木といわれる樹種では価格が高くなります。
オークやチークなど、外国産の広葉樹を用いた無垢床は、針葉樹よりも価格が高い場合が多いようです。1㎡あたり4,500円からが相場とされています(※2)。針葉樹にもいえることですが、色ムラや節の多さによっても価格が変わってきます。
無垢床に対応する樹種は数多くあり、それぞれ風合いや肌触りが異なります。実際にショールームなどを訪れ、目で見て手で触った上で、肌触りの好みやライフスタイルに合った樹種を決定しましょう。
無垢床には、温度や湿度によって変色や変形を起こしやすく床暖房に適さない樹種があります。床暖房を導入する際には対応している樹種を選ぶことも重要なポイントです。高温処理を施して寸法の変化を防ぎ、床暖房に対応させている床材もありますが、これらは急激な水分減少の影響でツヤがなくなっていることがあるのでご注意ください。
無垢床は導入後のメンテナンスをしやすい素材ですが、施工には高い技術が必要になります。自然素材を多く取り扱っている業者や、施工実績が豊富で信頼して任せられる業者に依頼するのがおすすめです。
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※1参考:Suumo(https://suumo.jp/chumon/tn_miyagi/rn_501224/?ichiranIdx=31)
※2参考:公式サイトの実例より坪単価を計算(https://granz-takakou.com/plan/)
※3参考:一条工務店公式HP(https://www.ichijo.co.jp/topics/gwr2021/