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注文住宅では、開放的で贅沢な空間を感じられる吹き抜けを作ることができます。ここでは、吹き抜けを作るメリットや大まかな費用の目安、失敗しないためのポイントなどについてまとめています。
吹き抜けのある注文住宅にはさまざまなメリットがあります。その代表的なポイントを3つ紹介しましょう。
吹き抜けは上階の床を設けずに連続した空間を作り出すもので、住宅では2階部分の床を作らずに1階部分の天井を高くした吹き抜けが一般的です。
天井が高くなると面積が変わらなくても広々と感じられて開放的な空間になります。リビングなど来客や家族が集う部屋に吹き抜けを作れば、多人数でも窮屈さを感じずにゆったりした気分で過ごせるでしょう。
1階に大きな窓を作っても、隣家との距離が近いと太陽光が届きにくく、日当たりが悪くなってしまう可能性があります。その場合でも、吹き抜けの上部の壁に明り取りの窓を作れば、効率よく太陽光を採り入れられます。
採光が取れれば冬場でも部屋の中が暖まりますし、昼間は電気をつけなくても明るくなるので、電気代の節約にもつながります。
吹き抜けは1階と2階がつながっているため、別々の階にいてもコミュニケーションをとりやすくなります。
たとえば、1階で家事をしながら2階で遊んでいる子どもの様子を見たり、2階にいても1階のリビングからの声が聞こえてきたりすることも魅力です。
注文住宅で吹き抜けを作るにはいくらかかるのか、費用の目安についてご紹介します。
基本的には、吹き抜けを作るための費用の出し方はハウスメーカーによって異なります。
上階の床を作らないため施工費を抑えられるように思われますが、床がなくなる分、構造を安定させる必要があるため、別の施工費用がかかります。
ただ、床がない分、一坪あたりの単価が安くなる場合もありますので、まずは複数のハウスメーカーで見積もりを取ってみることをおすすめします。
新築時の費用は吹き抜けの規模によって変わり、大まかな目安は50万円~250万円前後です。(※1)
対して、リフォームで吹き抜けを作る場合、大がかりな工事となり、中心価格帯は1200万~1500万円ほどですので、新築時に作ったほうが断然費用を抑えられます。(※2)
注文住宅で吹き抜けを検討している方は、失敗しないように以下のポイントに注意してください。
吹き抜けに作った窓は光を採り入れやすいメリットがありますが、季節や時間帯によってどう光が入るか計算しないと、暑かったりまぶしかったりするので注意が必要です。
ハウスメーカーの担当者や建築士に太陽光の入り方をしっかりと計算してもらい、場合によってはロールスクリーンや電動カーテンの設置を検討しましょう。
吹き抜けによって天井が高くなると、室温を一定に保ちにくくなります。熱い空気は上部に、冷たい空気は下にたまりやすいので、夏用の冷房は吹き抜けの2階部分、暖房は1階の床近くなどに設置して使い分けましょう。
また、天井部分にシーリングファンを設置して気流をつくるのも、快適な室温を保つのに効果的です。
吹き抜けを作ると上階の床の一部が減るため、しっかりと構造計算して設計しないと耐震性が低くなる危険性があります。
安定した強度を出せるよう、吹き抜けの施工実績が豊富なハウスメーカーや建築士に依頼しましょう。
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※1参考:Suumo(https://suumo.jp/chumon/tn_miyagi/rn_501224/?ichiranIdx=31)
※2参考:公式サイトの実例より坪単価を計算(https://granz-takakou.com/plan/)
※3参考:一条工務店公式HP(https://www.ichijo.co.jp/topics/gwr2021/